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【顧問】石北央 東京大学先端科学技術センター理論化学分野/東京大学大学院工学系研究科応用化学専攻教授がアドバイザーに就任
2025年6月4日
この度、「蛋白質の根底に横たわる普遍的なメッセージを分子構造から抜き出す」というビジョンのもと、光合成蛋白質、光受容体蛋白質、酵素、薬剤ターゲット蛋白質の機能解明等、蛋白質の理論化学、生物物理の第一線で活躍されている、石北央 東京大学先端科学技術センター理論化学分野/東京大学大学院工学系研究科応用化学専攻教授がアドバイザーに就任しました。
石北央(いしきた・ひろし)
1974年生まれ。東京大学先端科学技術研究センターおよび大学院工学系研究科応用化学専攻教授。
2000年に東京大学大学院工学系研究科化学生命工学専攻修士課程修了後、2005年ベルリン自由大学にてPh.D.取得。QM/MM法を開発した一人で2013年にノーベル化学賞を受賞したペンシルベニア州立大学A.Warshel教授のもとでも研究を行い、実験と理論計算の両研究を経て、光合成の研究を主軸に、生物と物理と化学の分野を超えた探究に取り組む。
2013年に、光合成タンパク質である光化学系II(PSII)のマンガンカルシウムクラスター(Mn₄CaO₅錯体)の特徴的な「歪んだ椅子」構造を引き起こす原因原子がMn₄であることを理論計算で明らかにし、さらに2015年には従来考えられていたO₅ではなく、O₄が最初に水素イオンを引き抜く酸素であることを発見した。この研究成果は国際科学誌『Nature Communications』に発表され、光合成水分解反応のメカニズム解明に大きな影響を与えた。
石北央(いしきた・ひろし)
1974年生まれ。東京大学先端科学技術研究センターおよび大学院工学系研究科応用化学専攻教授。
2000年に東京大学大学院工学系研究科化学生命工学専攻修士課程修了後、2005年ベルリン自由大学にてPh.D.取得。QM/MM法を開発した一人で2013年にノーベル化学賞を受賞したペンシルベニア州立大学A.Warshel教授のもとでも研究を行い、実験と理論計算の両研究を経て、光合成の研究を主軸に、生物と物理と化学の分野を超えた探究に取り組む。
2013年に、光合成タンパク質である光化学系II(PSII)のマンガンカルシウムクラスター(Mn₄CaO₅錯体)の特徴的な「歪んだ椅子」構造を引き起こす原因原子がMn₄であることを理論計算で明らかにし、さらに2015年には従来考えられていたO₅ではなく、O₄が最初に水素イオンを引き抜く酸素であることを発見した。この研究成果は国際科学誌『Nature Communications』に発表され、光合成水分解反応のメカニズム解明に大きな影響を与えた。